【板橋区】学生が育てたウニがついに寿司に!「UNI1グランプリ2026」決勝戦で3か月の挑戦に答えが出ました
「ウニに何を食べさせたら、おいしくなるの?」
そんな素朴な疑問から始まった、板橋区でのユニークな挑戦「UNI1グランプリ2026」。
2026年9月8日、すし銚子丸 板橋東新町店で決勝戦が開催されました。学生たちが自分たちで考えた餌を与えながら約3か月かけて育ててきたウニを、最後は寿司職人が身を取り出し、実際に食べ比べます。
「餌によってウニの味は本当に変わるのか?」
3か月間の実験の答え合わせとなる、まさに「食べて決める」決勝戦です。

決勝戦は最終プレゼンからスタート
会場となったのは、すし銚子丸 板橋東新町店。

16時に開会すると、まずは審査員やスポンサーの紹介が行われ、その後、各チームがこれまでの取り組みや餌へのこだわりについて最終プレゼンテーションを行いました。
学生たちが考えた「ウニの餌」に注目!
UNI1グランプリ2026では、学生たちがウニの餌を自由な発想で考えました。
今回登場したのは、ユズの葉、廃麦を活用した配合飼料、バラの花、そして人間が美味しいと思われる食事など、かなり個性的なアイデアです。

チーム Aは「桜雲丹」。ウニの“当たり外れ”をなくし、誰もが安心して選べる品質を目指すブランドです。

私たちが普段美味しくいただくラーメンやギョウザ、桃やバナナ、しゃぶしゃぶにピザなど…「人間がおいしいと思うものをウニに与えたらどうなる?」という、なんとも大胆な発想です。

チーム Bの「BREWNI(ブリューニ)」は、地域の中で新しい循環をつくる「板橋育ち」のウニブランドを目指しています。

板橋区内のビール工房から出る廃棄麦芽を活用しています。

チーム Cは「いたばしの雫」。板橋の特産品と花を餌に取り入れ、栄養学を学ぶ学生ならではの視点で育てる、板橋発の陸上養殖ウニブランドです。

バラの花は香りや色素に着目し、「美しく、おいしいウニ」を目指したものです。

Dには…なんと株式会社いたばしトゲトゲの社長の伊東さんが育ててきたウニ。その名も「いたばしシャインマッチョウニ」。

板橋のシャインマスカットの葉を食べた、マッチョなブランドウニです。

海の生き物であるウニを相手に、学生たちは約3か月間、日々観察しながら試行錯誤を続けてきました。
「ちゃんと食べている?」
「大きくなっている?」
「果たしておいしくなっている?」
そんな疑問を抱えながら育ててきたウニ。
そして、いよいよ今回の最大の見どころとなる実食審査へ。学生たちが育てたウニを、銚子丸の寿司職人が身を取り出します。

参加者や関係者も見守る中、審査員による食べ比べが行われました。

左上からチームA、右上チームB、左下チームC、右下がDの伊東社長のウニとなります。

SNSで人気のウニと「おいしいウニ」は違う?
UNI1グランプリ2026では、実食審査だけではなくSNSによる一般投票も審査に加えられました。つまり、「見せ方やコンセプトが魅力的なチーム」と「実際に食べておいしいウニ」が、必ずしも同じになるとは限りません。

今回の結果はこちらです。
SNS審査では、
1位:チームA
2位:チームB
3位:チームC
という結果に。

一方、実際にウニを食べ比べた実食審査では、
1位:チームB
2位:チームC
3位:チームA
となりました。

そして、SNS審査と実食審査を合わせた総合結果は、
優勝:チームA
2位:チームB
3位:チームC
に決定!

見事、チームAがUNI1グランプリ2026の栄冠を手にしました。

さらに、実食審査で1位となったチームBには「銚子丸特別賞」も贈られました。

SNSではチームAが1位、実食ではチームBが1位。まさに、それぞれのチームが異なる強みを見せる結果となりました。
「海のない板橋」でウニを育てるという挑戦
そもそも、なぜ板橋区でウニなのでしょうか。この取り組みを行っているのは、株式会社いたばしトゲトゲ。海のない板橋で、ウニの完全陸上養殖に挑戦しています。

目指しているのは、単に水槽でウニを育てることだけではありません。
採卵、受精、幼生飼育、稚ウニ育成、成ウニ養殖、そして餌による味づくりまで、ウニを卵から育てる仕組みを研究しています。
海から離れた都市でも水産物を育てることができれば、これまでとは違った水産業の可能性が広がります。

そこに「学生が餌を考える」という教育的な要素を加え、さらに「最後は自分たちの育てたウニを食べてみる」というところまで実施したのが、今回のUNI1グランプリです。

3か月の答えは「餌で味が変わる可能性」
今回のUNI1グランプリ2026で印象的だったのは、「正解は一つではない」ということ。身入りや成長、色、そしておいしさを目指して、学生たちはさまざまな餌を試しました。
最後は実際に食べて答え合わせ。実食審査ではチームBが1位となり、餌の違いが味にどう影響するのか、興味深い結果となりました。
総合優勝はチームA。賞金10万円と、将来商品化された際のブランド命名権が贈られます。

板橋から生まれる「未来のウニ」に期待
学生たちが餌を考え、育て、観察し、プレゼンし、そして最後は食べる。約3か月にわたったUNI1グランプリ2026は、チームAの優勝という結果で幕を閉じました。
海のない板橋区で進められているウニの完全陸上養殖。
今回のUNI1グランプリは、学生たちの自由な発想と、板橋から始まる新しい水産業の可能性を感じられる取り組みとなりました。

「板橋で育ったウニ」が、いつか地域の新たな名物になる日も来るのでしょうか。
3か月間、ウニと向き合った学生たちの挑戦。その結果は、しっかりと「寿司」という形になって、決勝戦で答え合わせされました。

参加者と審査員の皆様と銚子丸ポーズで記念撮影
★株式会社いたばしトゲトゲ様、情報提供&ご招待いただきありがとうございます★







