【板橋区】官民連携で生まれた“街とつながる物流拠点”「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」が2025年度グッドデザイン賞を受賞！

板橋区舟渡にある「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」が、2025年度グッドデザイン賞（主催：公益財団法人日本デザイン振興会）を受賞しました。板橋区と三井不動産株式会社、日鉄興和不動産株式会社、日鉄エンジニアリング株式会社の官民が連携して実現した“街づくり型物流施設”としての取り組みが高く評価されています。

本施設は「街とつながる都市型物流施設」をコンセプトに掲げ、近隣住民に寄り添いながら、防災・環境・地域交流といった多面的な機能を備えた新しいスタイルの物流拠点です。国内で初めて「高台まちづくり」を盛り込んだ官民連携の都市計画決定（令和4年9月）によって誕生し、水害に強い街づくりのモデルとなっています。

「舟渡・新河岸地区」は、国と東京都が定めた「災害に強い首都『東京』形成ビジョン」のモデル地区でもあり、板橋区は「板橋区都市づくり推進条例」に基づき、土地利用転換の早期段階から防災・地域貢献を意識した開発を要望。区・事業主・設計者が協議を重ねた結果、地域に開かれた防災・交流拠点としての物流施設が完成しました。

施設内には、地域住民が日常的に利用できる３つの広場（あおぞら広場・わくわく広場・はなの広場）や、河川沿いの遊歩道が整備され、憩いとにぎわいを生み出す空間に。また、災害時には1,000人を収容できる緊急一時退避場所や、支援物資の保管・配送を担う「板橋区災害時配送ステーション」も設置されています。

さらに、ZEB（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）認証を取得し、屋根の太陽光発電で日中の電力需要の約85％を賄うなど、環境負荷低減にも積極的に取り組んでいます。余剰電力は板橋区内の小中学校に供給し、カーボンオフセットにも貢献しています。

審査委員からは「民間と行政が一体となり、防災機能を暮らしのそばに備えた新しい都市モデル」と高く評価され、「街づくり×物流施設」という新たな発想が今後の防災まちづくりの指針になると称賛されました。

“物流”と“まちづくり”が融合した新しい都市のかたち。板橋から全国へ広がる官民連携のモデル事例として、今後も注目を集めそうです。

★板橋区広聴広報課ご担当者様、情報提供ありがとうございました★

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