【板橋区】理化学研究所と研究協力協定を締結「ものづくりの板橋」が未来へ
板橋区は2025年9月3日、国立研究開発法人理化学研究所（理研）と「研究協力協定」を締結しました。協定式は埼玉県和光市の理研和光地区で行われ理研理事の川﨑雅司氏と坂本健区長が署名しました。今回の協定は、板橋区が推進する「産業振興構想2035」に基づく取り組みの一環であり、区内産業のさらなる発展と新たな産業創出を目指すものです。
協定締結式の様子（左：川﨑理事、右：坂本区長）・プレスリリースより
板橋区は長年「ものづくりのまち」として知られ、特に金属加工や光学分野で強みを持っています。理研との関係は平成24年から始まり、金属加工分野での共同研究や「板橋オプトフォーラム」の共催を通じて連携を深めてきました。今回の新たな協定では対象分野を拡大し、精密加工や超精密工学、バイオ関連計測、先進フォトニクスなど幅広いテーマで共同研究を進めていく予定です。
理研の先端技術と板橋区の製造業の基盤が結びつくことで、技術革新や新製品開発の促進、高度人材の育成など多方面での効果が期待されます。坂本区長は「区内産業と理研の成果を結びつけ、未来を切り拓く力にしたい」と語り、川﨑理事も「産業界との連携がより一層進むことを期待している」とコメントしました。
協定書に署名する川﨑理事と坂本区長・プレスリリースより
なお、この協定は2025年9月3日から2028年3月31日まで有効です。研究成果の社会実装や新しい産業の芽を育てる取り組みは、板橋区の未来を支える大きな一歩となりそうです。
★板橋区広聴広報課ご担当者様、情報提供ありがとうございました★
